• 専門課程

アジアクロスカントリーラリー2025 車両制作

Blog

Blog

こんにちは!

千葉 自動車整備士学校の「中央自動車大学校 鎌ケ谷キャンパス」の一級担当です:)

今年も一級自動車整備科の4年生を対象としたCTSステップアッププログラム2025のスタートです!!

今年の担当車両は4台です。多いですね!例年の様子は過去ブログを閲覧してみてくださいね(^_^)b

上から・・・去年制作したジムニーシエラ、今年制作のジムニーシエラ、去年T1Gクラス優勝を果たしたTOYOTA LANDCRUISER 150 PRADO FLEX Racing SPEC、そして、ラリー北海道へ向けての新型車両となるFLEX x SHOW AIKAWA Racing 三菱トライトンの4台です!!

それでは、学生の車両製作の様子を伝えていきます!

今年制作のジムニーシエラは社外のボディキットこそ取付けられていますが、クロスカントリー向けのレースカーには仕立てられていません。

一つ一つラリー車に必要な装備を作り上げていきます。

まずは、最も重要な安全装備であるロールケージの組み付けです。そのためには製作にあたって不要な部品は一度取り外す必要があります。

ロールケージを取付けたら・・・チーム作業での作業の効率化を最大限にするためにボディとシャシを分離します。

まずは、作戦会議!

誰がどこを担当してチェックするか・・・注意点はどの辺りか。リフト操作は誰にするか。そんな打ち合わせをしてから挑戦します。


 

 

実はこの分離作業は、学生同士が確認と声かけを行いながら行います。勿論職員が注意点を伝え、見逃しなどをチェックしていますが、リフト操作の主導権を持っているのは学生です。カーリフトは油圧で昇降しますので、操作ミスや確認ミスで車は簡単に破損します。こういった経験の中で学生達は成長していきます!

シャシは部品の取り外しと、フレームの強化やサスペンションの改造、ウィンチのメンバなどを制作して取付けていきます。

 

ボディは、まず溶接されたままの内装の塗装を行います。ロールケージや各種加工部分はしっかり防錆を行います。

 

狭い車内の塗装に塗装ガンの大きさはかなり大きいのです。苦労しながら処理を行っていきます。

また、分解部品も管理が膨大になります。日常の整備とは違うのが部品管理の大切さです。部品点数が膨大になる上、見慣れない部品や大量に現れるボルト類。しかも数ヶ月単位のプロジェクトです。忘れることの無いように分別や仕分けを行っていきます。

地味に大変なのがパーツ管理です。チームの誰かが「何だっけこれ」となってしまうと大変です。正解が分かるまで一つ一つ照らし合わせる作業が続きます。

作業が開始されたところで今回はここまで。

続きは次回・・・:)