こんにちは!
千葉 自動車整備士学校の「中央自動車大学校 鎌ケ谷キャンパス」の一級担当です:)
トライトンとプラドのシェイクダウンを終え、次はジムニー2台のシェイクダウンを行うため、仕上げに入ります。
ある日、後輩達が先輩達の作業風景を見学しに来ていました!後輩達は作業を見学しながら、「すげー!」「大変そう。」「ジムニーってさぁ・・・」などと興味津々で見聞きしていました。色々な事柄を本物で見るのは、すごく刺激になりますので、こういった学年を超えた交流もあったりします。先輩達は先輩達で、カッコイイ姿を見せてくれたと思います!
さて、車両製作の方ですが、サスペンションやパワートレーン(エンジンの力をタイヤまで伝達している部品群)をフレームに組み込んだら、内装などを組み戻しておいたボディとドッキングします。
内装側もどんどん組み上げます。
話は変わりますが、ラリーというレースは、コ・ドライバーの存在も欠かせません。特に数千キロに及ぶクロスカントリーラリーでは、コースを頭に入れておくことは出来ません。そこでコマ図と呼ばれる、簡単なコースガイドブックが配られ、それを見ながら走行する必要があるため、助手席に主に道案内をする第二のドライバーも乗っているのです。
コ・ドライバーの武器はラリコン(ラリーコンピュータ)で、一言で言えば距離計です。このラリコンとコマ図を駆使しながらドライバーを誘導します。
車両製作の方は、細かな調整と確認を行いながら仕上げを行います。そしてレースカーは見た目も大事!ということでカーラッピングも施します。中々見られないカーラッピング工程ですが、最近は市販車にもボディの塗膜保護などを目的として施工されることも多くなってきているそうです。
ラッピングの世界も体験してもらいたい!との思いで・・・
ラッピング講習会も開催して頂きました。
ブログで紹介している担当も、窓に黒いフィルムなどを施工するカーフィルムの経験はありますが、カーラッピングは初めての経験です。
学生達もここぞとばかりにコツをつかもうと頑張っていました!
実習車を使いながら、練習していきます。自動車用のステッカーも大きさが大きくなると中々難しいのですが、カーラッピングでは車一台丸々の施工となります。
素材の特性をうまく利用しながら何度も失敗しながらコツを掴んでいきます。がんばれー!
プロフェッショナルの施工技術を間近で見てみると、改めてすごさが分かります。
こうして、ジムニーの車両製作もシェイクダウンに向けて進んでいきます!
そして今回、講習を開催して頂きました、オラフォルジャパン株式会社様、ジェネシス株式会社様、ご指導賜り誠にありがとうございました。
次回は、シェイクダウンの様子をお伝えいたします!