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AXCR2024 ~Thailand~ ④

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こんにちは!

千葉 自動車整備士学校の「中央自動車大学校 鎌ケ谷キャンパス」の一級担当です:)

第4回目は、LEG4からの模様をお伝え致します。

LEG4は、ホアヒン/チャアムのザ・リージェンシー・チャアム・ビーチ・リゾートからバンコク西部にあるカンチャナブリのフェリックス・リバー・クワイ・リゾート・カンチャナブリまで移動します。SS区間は172.15km。その他リエゾンを含む395.91kmで競技が行われます。

ホテルより車両を送り出し、本日も順調な走行を願っていたのですが、そこはAXCRそう易々とクリアさせてくれません。AXCR2024最大の修羅場と化したSS4となりました。

このSS4では、滑りやすい路面に加え、大きな岩がゴロゴロ点在し、車一台分しかない狭いコースで尚且つ、最大勾配40度という”ほとんど壁”のヒルクライム区間がSS中に設定されており、ほとんどの2輪が登り切れないなど、最難関であったというドライバーコメントが多数聞かれたルートだったそうです。PCサービスで車両の到着を待っていると、突然のスコールの後、様々なチームのラリーカーが大きく破損した状態でやってきます。

嫌な予感・・・。

ラリープラドやジムニーも無事で済むはずも無く、フロント周りなどの破損等、ボロボロの状態で帰ってきました。しかしそこはフレーム構造を持つオフロード車!それでも走り続けられるのは”さすが”としか言い様がありません!!

特にジムニーはスタック車両を避けて走行した際、転覆し、自力での再走行が出来ず、台湾のチームに救助して貰うなどのAXCRならではの”困ったときはお互い様”が行われたそうです。こういった精神は非常に良いことと思います。

 

「完走しなければ意味が無い」多くのAXCR参加者が揃えて口にする言葉です。どんな状況になっても、走行できる状態にし、完走を目指す。ドライバー/コ・ドライバー、サービス、チームスタッフ一丸となってラリーを成功させる。改めて考えさせられた1日でした。

夜のサービスではサービスポイントがカンチャナブリになりますので、設営を行います。ホテルまでたどり着くと綺麗にライトアップされた場所でした。ちょっと癒やされます。

癒やされたのもつかの間、明日に向けたサービスを行います。

次回はLEG5、LEG6の模様をお伝えします。