CTS Stepup Program

AXCR2018

AXCR2018

AXCR2018 タイ⇒カンボジア 約1900km

CTS STEPUP PROGRAM 2018
今年で6年目の参加となるアジアクロスカントリーラリーです。車両の製作、海外ラリーでのメカニックとCTS一級四年生が頑張っています。

学校だけでは学べない”経験”を身につけるために!

 

AXCR2018では、哀川翔監督がドライバーとして参戦したTEAM FLEX SHOW AIKAWA Racingの車両製作と現地でのサービスメカニックのチームをCTSで行いました。

ランドクルーザープラド150は2014年に本校でレースカーとして製作した車両をベースに、大部分を作り直してタイ⇒カンボジアの戦いに備えました。特に、前回のAXCR2014にてヒロミさんがドライバーとして参加されたときに苦戦した、ATの熱対策、サスペンションのWショック化など走行性能アップと信頼性の向上を目指しました。コースはタイのパタヤをスタートしてカビンブリ→SGTでもよく名前を聞くブリラム→そしてカンボジアに入国してアンコール遺跡群のあるシェムリアップ→カンポントム→カンポンチャム→そしてゴールのあるカンボジアの首都プノンペンという1900㎞国境を越えて進む6日間になります。特にカンボジアに入ってからのコースは過酷で延々と続くウォーターベッド(冠水した道)ハイスピードなセクションでの穴など車にとっては厳しい状況の中で、大きく破損してしまった部分の修理には時間がかかり明け方まで作業が続いた日もありましたが無事に完走することができました。

TEAM あきんど号 FJクルーザー

国内での整備、現地でのサービスメカニックのチームをCTSで行いました。あきんど号のチームは1991年に結成されオーストラリアンサファリラリーの参戦経験を持ち、1997年のアジアクロスカントリーラリー(AXCR)第二回大会より参戦している経験豊富な最古参のプライベート・チームになります。

国内での整備は、一級4年生の手によってフレームの細部に至るところまでチェック、修正を行い、駆動系・サスペンションなどのオーバーホール、外装のリペイントなどを行いました。

現地では、コース上でのアクシデント、サスペンションの重大な破損など、哀川翔チームと同様に明け方までの作業を強いられましたが、無事に完走、T1Gクラス4位で表彰される良い成績を収めることができました。

TEAM ガレージモンチ

非力といわれるジムニーで参戦し、ハイパワーディーゼルがほとんどの上位を占めるAXCRにおいて、AXCR2018 では総合9位、T1Gクラス2位という成績を収めた仲間との絆を大切にしているTEAMです。今回は、TEAMのメカニックとして学生を派遣いたしました。

ほぼノートラブル、ジムニーの走破性とチーム力で有名チームが苦戦する中で上位の成績を獲得してタイ、カンボジアで注目となっていました。

今年で6年目になりますが、自然を相手に行う競技ですので、同じようなトラブルやコンディションにはならず、毎年が新鮮で、過酷ですが国籍を超えた人との繋がりや、参加したものにしか見れない風景、日本の中の工場や実習場では体験できない乗り越えなければいけない壁が多くあります。車両製作も含め、若い学生が経験することで、将来の彼らの”チカラ”にして欲しい。そんな想いを持ち始めたCTSのSTEPUP PROGRAM(ステップアッププログラム)ですから、単に成績のみでの選抜は行いません。

一番の選抜基準は成績だけではなく「やる気」です。4年間を通して頑張った学生が選ばれるカリキュラムになっています。

是非、後輩たちにもこのような経験をしてもらいたいと思います。
CTS STEPUP PROGRAM 2018

車両製作風景や現地での様子